水木しげるの古代出雲/水木しげる
せんなん堂です。
水木しげる(1922-2015)は、言わずと知れた有名漫画家でした。
独特なキャラクターが印象的ですが、2015年、残念ながら亡くなりました。
『ゲゲゲの鬼太郎』に代表されるように、水木漫画は、妖怪などが出てくる幻想的な作品が多かった印象を持っておりました。
正直、私が子供のころは、水木漫画=怖い、気持ち悪い漫画、と思っていました。
しかし、大人になってから、水木が、戦時中徴兵され、南方で戦い、そこで左腕を失うなど半生を知り、彼の戦地での壮絶な体験をつづった作品などを読んだりもしました。
絵や漫画を描くのが好きな普通の青年が、国家の始めた戦争にかりだされ、悲惨な戦場での非日常的な体験をしてしまったことが、彼の考え方、作風にも影響しているのかな、と思いました。
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